キラキラして輝いて見える「ライバー」という職業も、実はしんどいことがたくさんあります。
今回は、ライバー50人にリサーチして出てきた7つのしんどい理由について解説します。
また、その対処方法も解説するので、ライバーを始めてしんどいと感じている方や、これからライバー生活を歩む方はぜひ参考にされてみてください。
*回答していただいたライバーのアプリ別割合
ライバーがしんどいと感じる理由7選
ライバーがしんどいと感じる理由は、7つあります。
そして、大きく分けると「リスナーがらみのしんどさ」と「自分のメンタルが削られるしんどさ」の2つがありました。
リスナーがらみのしんどさ
ライバーにとって、収入源である「投げ銭」は、主にリスナーさんのギフトで成り立っています。
そのため、ライバーにとってリスナーは切っても切れない関係です。
自分の活動を応援してくれる大切な存在でもあります。
しかし、時にはリスナーによってしんどさを感じることがあります。
ガチ恋リスナーがしんどい
もともとは、ただ応援してくれていたリスナーも、
徐々にエスカレートして本気でライバーに恋をしてしまった「ガチ恋リスナー」に変わることがあります。
なぜガチ恋リスナーがしんどいかと言うと、
「デートを誘ってくる」
「他のリスナーへの対応で鬼の嫉妬DMが送られてきた」
など、ライブ配信外での関係を迫ってきたり、配信内においても
雰囲気を悪くされたりすることがあり、ライバーが苦しくなることがあります。
操りたい願望のリスナーがしんどい
本来ライブ配信はライバーが主体となって配信枠を作るものですが、中には
「このライバーは私が育てたと主張された」
「そんな配信じゃファンが増えないから俺の言う通りにしろ」
など、リスナーから指図を受けてしんどくなるライバーも多くいました。
リスナーがギフトしてくれなくなってしんどい
以前まではたくさんギフトしてくれていたリスナーが、急にギフトしてくれなくなってしんどくなるケースです。
この場合は、リスナーが金銭的にギフトできなくなった可能性もあり、無理をさせることができないことが多いようです。
リスナー離れがしんどい
いつも来てくれていたリスナーが、忙しくて配信に来てくれなかったり、
他のライバーのところへ移動したりすることが、ライバーのしんどさに繋がっていました。
自分のメンタルが削られるしんどさ
リスナー関係なく、ライバーという仕事を始めてメンタルがやられるケースがあります。
どんな仕事でもメンタルがやられることはあるかもしれませんが、
ライバーにとってメンタルが削られることはどんなことかを紹介していきます。
稼げない不安がしんどい
ライバーは、毎月のギフト額で収入を得ることがメインのため、毎月収入の変動があります。
そのため、もしかしたら来月は稼げないかもしれないという不安がつきものです。
ライバーをメインに活動している人ほど、その不安は大きいです。
配信に時間が取られてしんどい
ライバー活動をメインにしている方の中には、毎日4時間以上配信している方は多く、
配信生活に慣れていくまでの間、配信に時間が取られることで生活にゆとりを持てなかった方も多いです。
毎日無理に配信をしている場合、よりしんどさを感じることになります。
他のライバーと比較してしんどい
ライブ配信には、他のライバーと比較せざるおえない「イベント」というものがあります。
そのイベントに負けた場合、勝ったライバーと比較してしまい、メンタルが削られることに繋がります。
また、自分よりも後発のライバーにランクや収入を抜かれ、悔しい思いをすることも多く、しんどさを感じることがあります。
ライバーがしんどいと感じたときの対処法
前述したように、ライバーには多くの「しんどいポイント」があります。
では、トップライバーのように、これからも持続的にライバー活動をしていくためにはどうすれば良いでしょうか?
リスナーがらみも含めて、対処法はあります。
ガチ恋と操りたい願望のリスナーにはスルースキル発動
ガチ恋や操りたい願望のリスナーには、ライバーがスルーする力が必要です。
スルーというのは、無視ではなく「寄り添いすぎない」ことです。
優しいライバーほど、気づかぬうちに寄り添いすぎたり、言うことを聞きすぎたりしてしまいます。
それは逆効果となり、よりリスナーをヒートアップさせてしまいます。
ヒートアップさせないように、「ライブ配信以外での絡みは基本しない」ことや「DMの返信は基本返せない」など
ご自身でも、リスナーとの距離感を保つことを心がけると、精神的な負荷がかからずオススメです。
初心を忘れない配信を心がける
リスナー離れやコアファンが離れることにメンタルがやられるのは、リスナーやファンが安定してきたライバーに多いです。
そのため、新規のリスナーが集まらなくなったタイミングに陥ります。
ライバーをスタートした最初は、誰1人としてリスナーがいないところから、皆さんスタートしています。
しかし、日が経つごとに安定のメンツリスナーが集まり、そのリスナー達とライブ配信を楽しみすぎて、新規リスナーが訪問しずらくなるケースが多いようです。
そんな時に、リスナー離れが起きると、リスナーが減ることしかないためメンタルがやられてしまいます。
そうならないためには、誰1人リスナーがいなかった初期の時代を思い出して、新規のリスナーを呼び込む意識が大事です。
リスナー離れはどうしても起きると捉え、日頃から初心を忘れずに配信を心がけると、精神的にも安定しやすいです。
保証があるライブ配信を選ぶ
毎月のライブ配信収入が不安定で、翌月は稼げないかもしれないと不安を感じる方は、
少しでも投げ銭以外の収入保証がある配信アプリを選ぶことをオススメします。
例えば、Pocochaは時間ダイヤと呼ばれる「1時間あたりにもらえる報酬」が存在します。
これはライバーにとって「投げ銭がなくても、1時間配信したらもらえる報酬」となるため、投げ銭報酬のみよりも不安は軽くなるでしょう。
とはいえ、メインで稼げるのは投げ銭報酬なので、あくまでメンタルが削られにくい保証プランと捉えた方が良いでしょう。
仕事とみるか、副業とみるかで生活スタイルを合わせる
配信に時間が取られてしんどいと感じる方は、自分はどれくらいの時間を投資すべきか、一度冷静に俯瞰して見てみることをオススメします。
ライバーは、ファンを作る手段でもありますが、稼ぐ仕事でもあります。
稼ぐ仕事の場合、やはり時間は必要です。
本業として月収30万円以上稼ぎたい人は、30万円以上稼ぐために投資する時間は1日何時間なのか?
副業の場合は、1日何時間なのか?と考えると、自ずと時間のやりくりをする生活スタイルが見えてきます。
しんどいと感じるときは「自分がライブ配信にどれだけ時間を使っていいか」を把握せずに配信している可能性が高いです。
一度、収入やフォロワー数などを目標ベースに、どれくらい配信に時間を使うかを整理してみてください。
他のライバーは気にしない
他のライバーと比較してしんどいと感じる人の場合、極論「気にしない」ことが重要です。
なぜなら、他のライバーと自分では、生きてきたバックボーンも違い、また性格も違います。
そのため、比較しても意味がありません。自分には自分の強みがあり、他人には他人の強みがあります。
自分の強みを活かして、自分が満足する収入やファン数がいれば、それで十分だと思うポジティブさも必要です。
ただし、「相手の良い部分を真似するために比較する」など、ポジティブな比較は、自分を上のステージに上げる良い行動です。
ライバー事務所に入ることを検討する
ライブ配信でしんどいと感じる人は「周りに捌け口がない」フリーのライバーの方に多いです。
また、リスナートラブルなどで「1人で解決しないといけない」状況に置かれるのもフリーライバーが多いです。
ライバー事務所に所属している場合、マネージャーに捌け口があったり、トラブルは事務所が回収してくれることが多いです。
事務所が弁護士を通して解決してくれたり、マネージャーがメンタルサポートをしてくれたりします。
もし、行き詰まっている方の場合、ライバー事務所に入ることも検討してみても良いかもしれません。
ただし、ライバー事務所はピンキリです。悪徳なライバー事務所も増えているため、まずは担当者とお話ししたりして、慎重に選ぶことをおすすめします。
まとめ
今回はライバーがしんどい理由7つと、その対処法をご紹介しました。
しんどい理由は、リスナーがらみのしんどさや、自分のメンタルが削られるしんどさの大きく2つに分かれています。
どのケースでも対処法はしっかりとあります。
それぞれに適した対処法を実施し、楽しいライバー生活を送ってください。